佛教大学の 《徳川社と 近代的<知>の形成》の講座を受けてきた
中々の盛況で我々の年代の人は暇なのだなぁ〜
日本の近代化はどのようにして達成されたのかと問われれば 明治政府の
文明開化政策だと思っていたのは 私だけではないのだろ 違うらしいよ
誰あろう 徳川吉宗だと 《笠谷和比古先生 <国際日本文化センター>》は
言い張るのです 講義を受けてみるとよく理解が
できました 《吉宗》あんたは偉い
アジアの中心 清国がアヘン1次2次戦争によって英仏軍により蹂躙されていた
時代に 徳川政府は吉宗中心に《享保の改革》を断行していた これが凄かった
今の時代にも使えるほどの《財政改革・行政改革・司法改革》を・ ・ ・
財政制度の改革 ・・・ 新たな税制 予算制度の導入 会計制度の刷新
この時代に 予算を組み 予算のチェックをする会計制度を取り入
れていたらしい 東京都が3年度前から取り入れた会計制度を既に
実行していた なんと素晴らしいのだ
この制度を 東京都で導入した《石原慎太郎》が国にも導入すべく
動いている
目安箱・・近代的官庁機構の形成・・社会の福祉厚生・・全国的規
模での行政活動 どれを取りあげても感心する 江戸時代に既に
このことが 明治じやなく 江戸時代の《徳川吉宗》が近代化の第一人者!
その中でも 一番面白く 凄いなぁ〜と感じたのは 人材登用策だ!
私が勤務していた会社<合併後>の ポジションに値打ちを付ける方法
《吉宗》は 《足高<たしだか>》の制度の導入 各役職の基準石高<部長・課長>
各自の家禄をプラスする<能力>
<これが足高>
例
長崎奉行<1000石> 家禄<300石> + 足高<700石>
足高については在任中のみ
<能力主義>
今迄なら 長崎奉行になれる人は家禄が1000石前後の人しか
つけない時代だったのだが 若く能力があれば300石の家禄で
も700石の足高をもちい 長崎奉行に付ける制度を実施した
今に直せば 部長になれる人は 立派な家柄の人でないと付けない制度だが
課長・係長しか付けない家柄の人でも 能力が認められれば足りない家柄
分を 足高をし部長に付ける 失敗すれば足高分を返納させ元の家柄に戻
すシステム 凄いねぇ〜吉宗は これが定着したから幕末を乗り切れたら
しい
吉宗の勉強をもっとやってみよう