国を開かないでどうする

             TPP           


 “開国か攘夷で 国内は真っ二つ割れた それを乗り越え 明治国家を作り上げた


  先人の労苦は いまいちど思い起こして欲しい 安政の大獄から桜田門外の変


  をへて 雄藩が攘夷を捨てる去るには薩英戦争と下関戦争での敗北と言う学習


       が必要だった もっとも背景には 思想的な転換があった


 開国と攘夷で抜き差しならない対立を棚上げする理念となったのが 尊王倒幕と


  公儀公論だ その方向を示したのが 勝海舟であり 西郷隆盛であり 横井小


  楠だつた ここに雄藩連合による挙国一致の理念ができあがり 明治維新に向


 けて大きく踏み出した” 新しい理念の提示という幕末の教訓は今に生きる


  TPPの賛否をこえる何かを示して初めて国はまとまる それには首相自らの


  言葉で 将来を展望した国のかたちを明らかにするしかない と日経は述べて


  いるのだが 私が思うに 貧乏人の政治家が出てこない限り幕末は起こらない


    
    だろうナ ! また起こっても困るが どうすればいいのだろう