又 Tigersが 逆転負け


 今日は 何もないので定年前に後輩からもらった一文を



僕の経験から言えることは、空っぽになれば、必ず新しいものが゛はいってくる。あるいは

内側から、自分がいままで押さえ込んでいたものが湧き出る。だから空っぽになるのを恐れ

るなと言いたいな。 そのためには、持っていたものがなくなっても驚かないことです。な

みなみと入ってるコップに何か注いでも、新しいものは入らないから。

空っぽの状態になったら、そのまま受け止めて、“求めない”こと。すると必ず何かがやっ

て来る。
 

 たとえば、奥さんに冷たくされても、そまのの受け止める。冷たい風が吹いてきたら、そ

っちへ向いちゃ駄目なんだ。もっと自分に素直なままでいると、ネイチャーからは温かい風

が吹くよ。あるいは自然のなかで、もっと温かい人に出会うかもしれないよ。


 六十歳をすぎて定年になり、社会から、あるいは家庭から求められなくなるのは、大きな

チャンスなんです。今まで抱え込んできたものを手放せば、内側にねむっている、もっとい

いものがでてくる。


    加島 省造(かじま しょうぞう)      詩人・墨彩画家